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ヒジコの浦和ママカメラ部(MAMA CAME*LOVE)

第2回 脱!素人写真! 誰でもプロっぽく写真を撮れる設定とは!?

「ISO」「SS」「F値」ってどういう時に使うの? 背景ぼかすなら「F値」を小さくするといいよ!

「ヒジコの浦和ママカメラ部(MAMA CAME*LOVE)」

ママたちに、ママ目線で最高に素敵な子どもたちの写真を撮ることができるようになってもらう、そして楽しく写真を撮れるようになってもらうことを目指すコラムです♪

 


まいど!ご無沙汰しております。

カメラマンのヒジコです!いや~あっという間に夏休みも終わって通常営業ですよ。

もう三食作ってたあの日々がマジで地獄だったからめっちゃ嬉しい!

世のママさん達にハイタッチして回りたい気分だわww

 

さ~今回は第2回目!

前回は、第1回目ということでカメラの種類やら仕組みなんかについて説明しました(記事はこちら)

ついでに、おまけ編ではわたしが大都会・東京にカメラを買いに行く様子をレポート(記事はこちら)

 

 

さてさて、今回はいよいよ撮影編!

その第一歩として… カメラは持っているけど、どうも素人っぽい写真しか撮れない・・・

またはカメラをめでたく手に入れたところでいざ撮るぞ!と思って説明書を開いてみたら

ISO?Avモード??「・・・???」ってなっている方向けのお話です。

 

 

「取説」って正しい日本語すぎて逆にわかりにくいですよね。(すごいアホな発言)

なので!うちの小学生の息子が理解できるレベルまで噛み砕いた感じで、「設定の基本」…と

 


基本を踏まえた上で「背景がボケたプロっぽい写真」を撮れる設定「Avモード(Aモード)」についてお伝えしていきます。

 

 

 

供を撮る時に困る事

 

 

子供が生まれたら写真をたくさん残したいですよね~!

私も初めて子供が産まれた頃なんかホント毎日写真を撮っていました。

 


あの頃はまだ写真歴が浅かったから今見返すと勿体無い・・というものばかりだったりしますが(泣)

 


まず乳幼児~3歳くらいの子供の写真ってかなり難しいということ。

 

今回のコラムを読んで、適正露出について理解ができると、上に書いたような問題点も解決しちゃいます!

より満足できるママ写真に一歩ちかづけますよ~


生活感に関しては多少写っちゃっても時代背景が読み取れてそれはそれでやけど、やっぱり背景にごちゃごちゃと物が溢れているのは気になるところ。

これは背景をうまくボカすことで「味」になったりもするんです♪

 

 

でも背景より何より難しいのはシャッターチャンス。

子供からしたら写真に撮ってもらうことなんてどうでもいいわけですw 悲しいけどw

だから「可愛い顔~にこ~!」なんて聞いちゃいないし

歩けるようになったら自由に動き回るし、思ってもみないところでいい顔したりしますよねえ。


だから今かわいい!っていうときにドンピシャで撮れることが大切になってくるのです。

これがかなり難しい!ではこの難易度超ど級の子供撮影、何を知っていたら失敗が減るのでしょう!?

 

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出設定

 

 

恐らくカメラ初心者の方が一番謎な部分ですよね!?

露出って何のこと?ていう話なんですが、ひとまず「写真の明るさ」と理解していればOK!!

 

「P」(プログラミングモード)にしちゃえばカメラが勝手にその場に適した明るさを計算してくれますが、それではスマホと一緒だからせっかくカメラを手に入れたなら是非「露出設定」について覚えて欲しい!


まず「適正露出」というのが「ちょうどいい感じの明るさ」のことで、カメラマンは省略して「てき」とか言います。

 

 

オーバー

明るすぎて何のこっちゃ全くわかりません

適正露出(てき)

ウンウン。色も質感も分かってカワイイね、私今日カレーになるんだー♪みたいな

アンダー

おっふ・・・すんごい闇を抱えてそうではないか笑顔の裏に苦悩を感じる

私たちプロカメラマンは「(露出を)アンダー気味に撮って」、、とかよく言います。

このコラムでも今後でてくると思うので是非覚えてね!

プロ用語、みなさんも積極的に使ってドヤりましょう!w

 


オーバー、アンダーは表現の仕方で使い分けるといいですが、基本はちょうどいい「適正露出」を目指します。

 


で、この適正露出を作るのが3つの要素。「ISO」「絞り(F)」「シャッター速度(SS)」

 

 

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適正露出の考え方

 


「ISO」「絞り(F)」「シャッター速度(SS)」それぞれの意味はあとで説明するとして、まずは適正露出を作る時の「考え方」を理解していきましょう。

 


ものすごく分かりやすく小1レベルの算数に例えてみます。

 


ISO+F+SS=10(適正露出)になるようにするという方法!

 

この時ISOが3で絞りが2だったら、3+2+◯=10

つまり10にするのに必要なシャッター速度は5必要ということですね!

 

もし、ISO+F+SSが3+2+5になっている状態(イメージだけど)、どうもこれではよくない

よく考えると、この場所は少し暗いなぁ~、じゃあISOを2個分上げるかとなると、

ISOの数値は5になるので、FとSSの合計値をその分2個落として調整していくという感じです。

 

どれかを上げれば、どれかを下げる…といった感じで調整していきます。

 

適正露出にするには、

「ISO」「絞り」「シャッター速度」をどうにかこうにかして10にする!

という「イメージ」で設定していきます。

 

なんとなく伝わったかな・・・?

まあ、あくまでイメージ、感覚的なものなのでなんとな~くでOKですよ!

 

 

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ISOとは?

 

「イソ」「イソ感度」「アイエスオー」とか言います。

これはつまり「センサーがどれだけ光に感じやすいか」のレベル。

光を感じる能力のレベルみたいな感じかな?

 

50や100から、倍々で増えていって(機種によっては中間の数字もある)12800とか16000とかくらいまであるけど、大体使うのは3200か6400くらいまでで十分。

 

 

(小/基本)50、100、200、400、800、1600、3200、6400、・・・(大/暗いところ/ざらつく)

 

 

レベルなので数字が大きいほど感じやすい(高感度)ということです。

明るい場所では光を感じやすくする必要がないからISOは小さい数字でOKだけど暗いシーンでは大きなISO値が必要。

でもISOは上げるほどに画像の粒子が大きくなるので画質もザラッと粗くなっちゃうんです(泣)

 

ISO 2500

多分この時めっちゃスローシャッターで頑張ってるw

 

ISO 6400

スマホサイズなら耐えれるけどPCだとザラザラ・・・でもこれは写っていることが優先だからOKかな。

例えばさっきみたいに暗くした室内で誕生日ケーキにふ~ってしてるシーンなんかはISO 6400などで撮ると無理なく明るく撮れます。

でもザラザラの仕上がりになるからなんとかISOを下げたい・・・・


で、この時さっきの公式に当てはめるとしたらISOがイメージ的に「7」位必要な場面でなんとか「5」にしたいからFやSSで残りの5をカバーする必要があるっていうこと。

 


明るいレンズ(Fを小さくできるレンズ)と手ぶれしない程度のシャッター速度(手持ちの限界は1/50かな)があればISOを上げずに撮ることができます。

ポイントはこんな感じ。ISOは基本的には小さい数値で行きましょう。

でもどうしても暗いシーンでシャッター速度も限界なんだったらザラザラ覚悟でISO 6400まであげちゃったりもします。写っていることが最優先!

 

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F値(絞り)とは?

 

レンズって、中をよーく見ると何枚も羽がついているんですが、それをギュッと絞ったり開けたりして「光の入ってくる量」を調整しています。

 

大きく開けると光の通る穴が大きくなるので入ってくる光が多くなる

ギュッと絞ると光の通る穴が小さくなるので入ってくる光が少なくなる

今は光の量だけの話をしましたが、背景のボケ方もF値で調整します。

ほら、目の悪い人って細めないと見えなかったりしません?

あれと同じ感覚って覚えてください。

ぎゅーって絞る(F値が大きい)とよくピントが合う(奥までピントが合うので遠くまでぼけずに写る)っていうイメージ!

逆に絞りを開く(F値が小さい)と焦点が広がるので近くのものしかはっきり写らない(背景がぼける)。

こんな風にレンズの横に数字が書いてあります

この横に書いてある1.8っていうのがこのレンズの開放F値。

光の通る穴をどこまで開けられるか?っていう数値なんです。

 

ちなみに…

F値を「開放する」とか「開く」といったときは、F値の値を「小さくする」ことを指します。

開放するんだから値は多くなるんじゃないの?と思いそうですけど逆なんですね。。

もう、覚えるしかないので覚えてください(無理やり 

そのうち慣れます♪

レンズの開放値は大体こんな感じ。

開放値が小さいほど暗いシーンでも明るく撮れるレンズなので高価になるけど開放F値が5.6のレンズだと暗いのに加え、わたし的にボケ感が物足りないので全く使いませんw

 


逆に、集合写真なんかを撮る時や風景と一緒に人物を撮りたい時なんかはF5.6以上絞って撮らないと

誰かだけにピントが合ってて誰かはボケてる・・・ってことになるのでどれくらいの設定だとどのくらいボケるのかを知っておきましょう。

F2.8

後ろのミ寝坊助くんと手前のキラキラちゃんに全然ピントが合ってないですねえ・・・

F5.6

ウンウン。何とかみんなの顔がわかるね!

F2.8

集合写真を撮る時の基本は、みんなが横一列に並ぶこと。一列になったら2.8でも割と全員の顔がわかるでしょ?

F5.6

一列に並んでここまで絞っとけば間違い無いデス

とは言え、わたし的には写真てボケ感がとても重要!

ちなみによくある「初心者ママ向けのカメラキット」っていうのって大体ボディとズームレンズがセットで売られています。

 


そのレンズがね~ズームができるから1本で色々撮れるし、運動会なんかでは確かに重宝するかもだけど…

いかんせん、開放F値が5.6だったり、ズームすると勝手にF値が変わっちゃったりするけしからん仕様なのです!

 

 


なので家電量販店で「子供を撮るのにいいレンズってどんなですか?」って聞いたときにキットレンズのセットを勧めてくる定員さんは「信用ならねー!」と思ってますw

 


「子供撮るなら明るいレンズがいいからこれがいいですよ」ってF2.8通し(ズームしてもF値が変わらないレンズ)を勧めてくる店員さんは信用できる奴ですw

 


ま、そのレンズは間違いなくビックリ価格やけどwww

シャッター速度(SS)とは?


これは何となく想像できるかな?と思うんですが

シャッター幕が開いている時間のことを言います。

 


当然シャッター幕が空いている時間が長ければたくさん光が入ってくるし

早く閉まれば少ししか光を取り込めないっていうことやね。

 


数値としては1/250(250分の1秒)とか1/100(100分の1秒)とかって表わします。

1秒の250分の1の速度でシャッター幕が開閉してるよ!ってことね。

 

これねー、子供が動くようになると1/100じゃあ足りない!

いくらカメラマン側が手ブレしないように頑張っても被写体が動き回っていたら動きぶれしちゃうもん。

最低でも1/250は必要やと思います。

 

 

カメラのモード設定はA(Av)=絞り優先モード がオススメ

 

どうでしょう?露出はISO・F・SSの3つから成っているっていうことがお分かり頂けましたか??

でもでも!分かってはいても子供を撮る時にいちいち3つの数字をゴチャゴチャやってたら

せっかくのシャッターチャンスを逃してしまいます。

 


そこでオススメなのが 「A」(絞り優先)設定のモード!

*あくまで「子供を撮るとき」におススメということですよ~

 

絞りだけを設定したら適正露出に必要なSSとISOを勝手にカメラが計算してくれるというありがた設定です!!


もちろんプロカメラマンは構図や露出の取り方で色々な表現をするけど、

基本的にF値、つまり背景のボケ具合にとても気を配っています。

 


「せっかく一眼買ったけどなんか素人っぽい・・・スマホの方がマシやん!」

って思っている方は背景のボケ味が足りないからだかもしれません。

 


せっかくF値を変えられるのだったらSSやISOは気にせず思い切り背景をぼかしてみて下さい。

「あれ・・・なんか・・・っぽいやん!!」っていう写真が撮れますよ!

 

ちなみに、聞いたことあるっていう人も多いと思うけど、カメラには、

 

AUTO・・・ 全自動モード

P  ・・・ プログラムモード(F値とSSはカメラが決めてくれて、ISOだけ自分で決める)

など、色々なモードがありますよ~

 

A  ・・・ 絞り優先モード(上に書いたようにF値だけは自分で決めるっていうモードね)

 

ここのダイヤルをAに回します。

これはcannonのダイヤルなので「Av」と表記されてますが大体は「A」って書いてあるよ。

そしたら「F値だけがいじれるようになります」。ダイヤル回すと(どこのダイヤルかは説明書読んでね)勝手にISOやSSが変わるのだ!神機能!!

でもちょっと待った奥さん!!!

ここで注意したいことが何点かあります。

 

F値だけ設定したらいいからあとはカメラ任せ~♪なんて呑気に撮っていると

後から見返したらブレっブレだった・・・(泣)

なんてことになりかねません!

 

カメラが自動で割り出したSSもしっかりとチェックしておきましょう!

 

そして、自分のつけているレンズの焦点距離(50mmとか70mmとかのことね)

よりSSの値が下回っていたら必ず手ブレします。

 

はい~!ここテストに出ますよー!

 

焦点距離よりSSが下回ったら必ず手ブレします!!

 

しかもこれは手ブレの話、カメラマン側のブレの話で、

被写体が動いてる場合はSSとは?の部分で話した数値守らないとブレますよー!!

 

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まとめ&ギャラリー

 

いかがでしたか?

何となくボヤ~っとしていた「露出設定」について

分かって頂けたでしょうか!?

 

せっかく購入したカメラなので是非色々なボタンやダイヤルを触ってみてください。

説明書読まなくても「あ、ここいじったらこうなるんや!」でいいから

怖がらずにたくさんいじってみましょう!爆発しないからw

 

最後に私ごとで大変恐縮ですが、夏休みに次男がハマっていたバケツプールの写真を紹介させて頂き

今回はお開きです。

 

手入れがおざなりの庭と洗濯物を写したくなかったから、ふんだんにF値を開けまくってボケボケにしているので参考にしてください。

 

光の入り方や水飛沫による玉ボケなんかもポイント。

次回はこの光の見方についてお話ししようと思います♪

今回の設定と次回の光の見方のテクニックを使えばこんな感じの写真も撮れちゃいますよ!

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

まったね~!!

お庭のひまわりもきれいに咲きました

こちらF2.0背景がトロトロにボケて後ろの緑から入る光で玉ボケができてるね

こちらはF22

・・・フェンスまでくっきり・・・生活感丸出しです

夏休み中に次男がハマっていたバケツプール。背景に洗濯物が写り込んでいるけどこれだけボケてればあまり気にならないでしょ?

写真を撮る時に心がけるべきなのが「色んな角度から撮ること」

こんな風に地面スレスレから狙ってバケツから出たカワイイ足をパシャリ。バケツに入れるのも今年までかな~なんて思って撮りました。

こちらはうまい具合に太陽が水飛沫を照らす角度を狙って撮っています。キラキラ光る水飛沫が夏らしいねえ~

その頃兄貴は部屋でお昼寝です。

こういう静かなシーンではあえてアンダー目で撮ったりします。

葉っぱについた雫がきれいでした。

こうやって合間に物なんか挟むとグッとストーリー仕立ての写真が撮れますよ!

さっきの葉っぱについた雫を前ボケにしてキラキラの玉ボケを作ったカット。

こういうのも光さえ読めたら撮れちゃいます

 

子どもたちとカメラ散歩

 

もうひとつおまけ。

夏休みに子供たちとカメラ散歩しました^^

ちなみに我が息子たちにもAモードを伝授した母ヒジコ(次男撮)

夏を探しに行こうぜ!各自一眼レフを首から下げて近所を散策したよ。怪しい親子!?(兄撮)

兄貴なんかちゃんとローアングルで撮る技まで身についちゃって~!やるう!

おお!夏見つけたねえ!セミだセミ!(兄撮)

そうね、これも夏やね。うちのは咲かんかったねえ~

何もやることない日はカメラを持ってのお散歩おすすめよ!普段気づかない物が見えちゃうから!

 

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筆者紹介 

お一人様席でひとり焼肉中の筆者

記事はこちら

ヒジコ

岐阜県出身、さいたま市在住のプロカメラマン。2児のママ。

辛い物が大好き。エスニック、カレー、タイ料理・・・ あとお酒! 

「まいぷれ浦和」で「まち記者」「動画カメラマン」としても活動中。

イベント体験記、食レポ系の記事も書いてますのでよろしくです^^

「浦和ママカメラ部」オフ会も企画したい!

 

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