清水卓也の、浦和エノワ“経営レシピ”
会社の自己紹介をすることで、皆が同じ方向を向いて進むことができる!
『清水卓也の、浦和エノワ“経営レシピ”』とは
浦和の街で業種の異なる3店舗を運営する新進気鋭の若手経営者、清水卓也氏。
しかし、裏側では「ヒトや心」「お金」「時間」などの悩みで悪戦苦闘!
当然です。経営者だって人間だから悩みは尽きぬもの。
その悪戦苦闘の経営活動の日々を今回「まいぷれ浦和」上でコラム化!
ひょっとしたら読者の皆様も清水さんのお店に行かれたことがあるかもしれません。
そのお店の経営者の人は、これまでこういうことを考えながらお店づくりをやってきたんだ!
それがわかると、お店に行ったときのちょっとしたことにも
「あ、なるほど!」と思えることがでてくるかもしれません。
是非楽しんで読んでくださいね!
こんにちは、清水卓也です!
前回「零号」では僕の自己紹介を兼ねて、自己紹介を素敵にするやり方について書いていったのですが、
今回第1回のコラムはその延長線上のお話し。
僕たちが会社を経営していくにあたり「会社の自己紹介」はとても重要なのではないか?
という気付きについて、「当社の自己紹介を兼ねて」お話しようと思います。
会社の自己紹介が重要というのはつまり「経営計画書を作った方が良い」という結論に繋がります。
そもそも会社を運営していくにあたり、「ヒト」の問題ってめちゃくちゃ大きいですよね。
・どうして従業員の方向性がバラバラになってしまうのだろうか?
・どうしてこんなに言っているのにやってくれないのだろうか?
・なんでこんな当たり前のことができないのか?
などなど。
わかります…
悩みますよね。
僕もそう感じることが多かったです。
そんなあるとき、小さくてもイケている会社、「ヒト」を大切にする会社、大きくなるべくしてなった企業は、必ずと言っていいほど「経営計画発表会」というもの開き、「経営計画書」があるということを聞きました。
僕たち経営者の従業員に関する悩みは大体、
なんでやらないんだ?
どうしてわからないんだ?
というようなことだと思います。
でも、ちょっと待ってください!!
一歩引いて考えると、それ以前に私たちの会社が「どこを目指して」「何に価値を置いて」「どうあるべきだと考えているのか?」。
その私達経営者の頭の中にある言葉を、理念や志をしっかりと文章にしてあり、それが共有されているか?
社長、経営者の皆さん、示していますか?
僕はちゃんと「明文化」して示していませんでした…
分かりやすく(つまり明文化して)示されたものが無ければ、
従業員の「方向性」が一人一人違っていて当然。
従業員の「価値観」が一人一人ずれていて当然。
従業員が「当たり前だと思っていること」がお互いにずれていて当然。
つまり、「明文化=文書化」されて皆が同じものを見られるようになっていなければ、それは伝わっていないのと同じです。
いやいや、「でも、俺は話しているよ!」…というのでは甘いんです。
「人は見た目が9割」とか
「メラビアンの法則」でも言われるように、
人は他者の話の内容自体は実はしっかりは聞いていません。
その人が「どんなふうに話しているか?」を話者の口調、表情、声のトーンや抑揚、など雰囲気で感じ取り、それを「自分の中で解釈して理解してしまう」のが約9割といわれています。
つまり、話の内容は1割程度しか伝わっていないものなのです。
僕はそれを聞いたときに、とてもショックでした。
「わかっていると思っていたから。」
「いつも言っていると思っていたから。」
でも、本当は皆がわかるように僕が提示していなかっただけなんだ、と気づいたときにショックが大きかったんです。
そうか皆が悪いんじゃない、自分が悪かったんだと。
そして、属する会社が具体的に目標や方向性や未来像を示していないのに、従業員一人ひとりが自分の目標や方向性や未来像を示すことがどうしてできるだろうか?
自分の未来が見えない従業員はどうなるでしょうか?
「その会社にいる意味なんてないんじゃないか?」と思うようになってしまうのが普通だと思います。
つまり、…辞めてしまうということですよね。。。
ここで気づきます。
明文化と見える化が必要だと…
仲間と共に歩むためにも、共有をするためにも。
僕はここで経営理念や方針を書き示しました。
しかし
いざ文章にしようとするとほんと時間がかかるし、自分は本当に何がしたいんだろうか…とか、そもそも何でその価値観なのか?自分を見つめる、考えることが多くなり、けっこう深いんですよね。
そもそも自分はどんな生い立ちでどんな人間なんだ?
どんな想いで事業を始めたんだ?
どんなことに価値を持っているのか?
どうなりたいのか?
日々どうあって欲しいのか?
未来にはどうなっていたいのか?
会社の自己紹介ですよね?自己開示でもあります。
それがないと、お客様に問う以前の問題で、内部が会社や商品、想いについて分かっていない。
想いや心の部分で繋がりようがない。という状態になりやすいんです。
現代は、とても豊かな時代だと思います。
飢えて死ぬと言う事は基本的に日本ではあまりないですし、食は豊かです。
ファッションも安価でおしゃれにを楽しむこともできます。
買うということをしなくても、シェアすることでほとんど不自由なんてなく、
じゃあ何に価値があるのか?
というと
その一つに、「毎日の中での大部分の時間を過ごす職場環境の問題」があると思います。
例えば、
・同じ価値観の仲間と働いている。
・自分が好きな場所、共感する所で働ける。
心の繋がりや安心感に大きな価値が生まれているんだと思います。
そういう意味では、経営計画書を作り「共有すること」で会社や組織、コミュニティーは一気に変わってしまう、自主的な社員が一気に増えてしまう。
「魔法の書」と呼ばれている所以です。
当社を少し例に出すと、こんな感じなんです。
会社としては、
・美容室で売ってる商品はカットやカラーやパーマ、セット剤など髪型に関する商品。
・まつげエクステなど目周りを変える商品。
・お菓子のプリンなどのスイーツ商品。
と、扱っている「物」はバラバラなのですが、
当社の商品の価値は
「あなたの明日が明るく、楽しみ」
にするという世界観がある点だと伝えています。
そしてこう言った言葉や、文章は僕は全部自分で1から作る必要ないと思うんです。
なかなかできないですし。
自分の価値観を表すような資料や、偉人の言葉を使わせてもらって、共感できる計画書はマネさせてもらったり。
とにかく自分の価値観を正しく、他者と共有するのが大切なんです。
経営者、そのコミュニティーのトップにしかできない「進む方向を示すコンパス作り」。
僕もまだまだ不完全なので磨きをかけていったり、訂正や改善を加えていくのですが、
今まで重要性を感じていなかった組織のトップのあなたは是非、少しずつ作ってみることをオススメします!
これを読んでくださったあなたの計画書と僕らの計画書。
いつか見せあい、アイデアや価値観、うまく機能したことなど、前向きに共有できる機会があることを楽しみにしてます。
「会社の進む方向を示すコンパスづくり」は経営者の重要な役割!
◆私たちの会社理念と、日々行動してもらうために持って欲しい理念方針
◆enowaという名前の由来、思いを込めた理由などを図化したものです
◆私たちの商品、サービスの価値の定義を言語化したものです
いかがでしょうか?
「売上」「利益」計画など数字に関する計画も計画書には盛り込みますが、このような「私たちの在り方」を記したページが多いのも当社経営計画書の特徴かもしれません。
価値観と在り方のビジュアル化、言語化、芯の部分を示して共有することが「組織としてとても大切」だと思っているためです。
この内容が、どこかでどなたかの参考になってくれれば嬉しく思います。
そして、これにて「当社の自己紹介」を終了します。
清水卓也
TAKUYA SHIMIZU
株式会社enowa 代表取締役
浦和エリアで「ヘアサロン」「まつエク専門店」「プリン専門店」を経営
enowa hair lounge 浦和本店
enowa eyelash ニワトソラ 浦和東口店
プリンのお店 サンスマイル浦和
の情報は下記リンク先をご覧くださいね!
《清水卓也の、浦和エノワ“経営レシピ” 「第1回」》 会社にも「自己紹介」は必要です☆
会社の自己紹介をすることで、皆が同じ方向を向いて進むことができる!
《清水卓也の、浦和エノワ“経営レシピ” 「零号」》 自己紹介のレシピ!
はじめまして、清水卓也です! 「自己紹介のレシピ」を紹介します☆