【体験記】 浦和エリアのイベント行ってきたよ♪
いざ、増殖する美男の園へ! ペアチケットプレゼントあり。
イベント:「美男におわす」
開催期間:令和3年9月23日(木・祝)~令和3年11月3日(水・祝)
※前期 :10月10日(日)まで / 後期:10月12日(火)から
取材日 :令和3年9月23日(木・祝)
開催場所:埼玉県立近代美術館(北浦和)
北浦和駅から徒歩3分。
北浦和公園内に近代美術館は位置しています。
公園入口には企画展の大きなポスターが!
「いざ、増殖する美男の園へ。」
興味を惹かれます…
今回の企画展について、簡単にご紹介させていただきます!
かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におわす 夏木立かな
明治時代を代表する作家、与謝野晶子さんの詩です。与謝野晶子さんは、鎌倉の大仏の姿に自分なりの「美男」を見出したと言われています。この歌から今回の企画展の名前がつけられています。
「美男」って一体どういう人のことを言うのでしょうか?現代社会において、「美男」と言う言葉は広義で使用されますよね。イケメンという言葉に変換して考える人も多いのではないでしょうか?私たちが生活する中で、「美男」というニュアンスの言葉は日常的に使われているのではないかと思います。
しかしながら、美術史の分野では「美男」にスポットが当たることはあまりないようです。そこで今回の企画展は、近世から現代における、美少年・美青年のイメージを多角なジャンルから集めた、新鮮な企画展となっています!
展示会場は、計5章で構成されており、1章から4章は歴史時代に関係なくそれぞれの切り口をテーマとした「美男」たちが絵画やアートなどとして飾られています。
1章 伝説の美少年
◎いますよね~ 実際はどうかわからないですが、歴史物語では美少年、美男子として語られている人物!
2章 愛しい男
◎思わずめでたくなってしまうかわいらしい男たち
3章 魅せる男
◎いわゆる、スター性のある「持ってる」男たち
4章 戦う男
◎戦う男ってそれだけでかっこいいですよね!ペガサス流〇拳!!
そして、5章だけはテーマではなく、現代作家さんの作品に絞り、「現代における価値観の多様化」ともいうべきものをみせてくれています!いまどきの美男にはいろいろあるっていうことですね。
それでは、早速1章から順にダイジェストでご紹介しますね♪
入ってすぐに美しい作品が!
大きさ、美しさに目を惹かれます。
印象的な作品でした。
歴史を学ぶ上で知る程度の美術作品しか触れてこなかった私は、初めて目にするジャンルの作品でした!
壁面に飾られた作品は色鮮やかで、目を惹きました。
ショーケースに入っている作品もありました。
第三章は、江戸時代の人々を魅了した歌舞伎役者を描いた作品が中心となっていました。
第四章は、このような大きな作品もあれば…
現代人にもよく馴染みのあるアニメキャラクターも!ヒーローはいつの時代でも人気者です。
作品名:空刻メメント・モリ
作者:金巻芳俊さん
作品名:男子楽園図屏風-EAST&WEST
作者:木村了子さん
作品名:colors
作家:海老原靖さん
作品名:Lucky star
作家:市川真也さん
市川さんの作品で気になった点は、特徴的な作品名です。この作品の名前は、マドンナさんの曲名が由来となっているようです。市川さんの出身は山梨県。この作品の背景は、山梨県にある、中村キース・ヘリング美術館と外観となっています。キース・ヘリングさんとマドンナさんは交友関係があり、仲良しとのこと!
そんなバックグラウンドもあり、マドンナさんの曲名から作品名をいただいたようです。
奥が深いですね…!
その他の市川さんの作品はこちら。
ちなみに、1番右の作品名は「Fake&ture」。
この作品名は、TWICEさんの曲名から!
作品が完成した年と、この曲がリリースされた時期が重なったことから、名前をつけたとのこと!
唐仁原希さんと作品「もういいかい」
1984年 滋賀県生まれ
2020年 京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程油画領域 修了
現在、京都を拠点に活動中。
突然、割り込んですみません。
編集長の深沢です。
こちらの展示会、前々から気になっていたので君嶋記者についていってしまいました笑
第5章は、現代のアーティストさんたちそれぞれの価値観に基づいた「美男」が沢山登場しますが個人的に特に印象に残ったのは、こちらの「唐仁原希」さんの絵画。
ルネサンス風絵画を学んだという唐仁原さんですが、その原点を伺うと意外にも子供時代に読んだ少年ジャンプや、RPGゲームだそう。
そういった作品の中にでてくる主人公こそが、唐仁原さんにとっての「美男」の原点なんですね!
同じく(世代的には一回り近く上ですが)、少年ジャンプ世代の私も唐仁原さんの作品には惹きつけられました。
上の作品、「もういいかい」。わかります?
絵自体もファンタジーチックで、唐仁原さんのキャラデザのRPGやりたい!とか思ってしまうんですが、よく見ると随所に、昭和世代男子(おっさん)の心をくすぐる何かが見え隠れしています…
左下の方には、ビニールテープでまとめられた捨てられる寸前のジャンプ。
この風景、子供のころによく見ましたよね!
主人公と思しき少年のポケットには、なぜかサクマドロップス!節子、その子日本人やない(たぶん)!!
いかがです?
それに、鹿ケンタウロス?の女の子と少年は、きっと恋に落ちているんだと思いますが、頭上に浮かぶのはハートマークではなく、リアルハート(心臓)!
ファンタジーチックでありながら、ミステリアスでもあり、かつ同世代の日本人にとってはノスタルジックでもありと…、色々な要素を備えた作品という印象を受けました。
作品・「キミを知らない」
こちらの作品にも、いろいろ仕掛けがあります!
詳しくは、是非美術館でご覧ください!
ありましたよねー
子供時代不思議に思ったものです。
勇者がが棺ひきずっているって笑
ドラゴンボール28巻!
この巻数にも意味があるんだそうです!
いかがだったでしょうか?
私は、魅力的な作品がずらりと並べられた、素敵な展示会だと感じました。
浮世絵・日本画・彫刻・挿絵・マンガ・写真、様々なジャンルで映し出された「美男」に、感銘を受けました。また、独創的な作品も多く、世界観に引き込まれました。
これからの時期、文化の秋・芸術の秋ということで、皆様もぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?多角から「美男」の魅力に、きっとあなたも引き込まれるはずです!
埼玉県立近代美術館さんからのご厚意で、ペアチケット5組様分をいただきました。
ご希望の方は、以下フォームからお申し込みください。
締め切り期日: 10月7日(木)
当選報告 : チケットの発送をもって報告とさせていただきます。
君嶋はるか
緑区エリアで育ってきました。浦和人です!
普段は会社員です。
身体を動かしている時と、美味しいものを食べてる時が幸せです。
きまま発信していきます~!よろしくお願いいたします!
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。