絵本屋CUBE

「絵本屋CUBE」外観

2020年12月15日、浦和に子供のための本屋さん「絵本屋CUBE」がOPEN！

店内で絵本をじっくり読むことも、また絵本を買うこともできるというお子様にとっては夢のような本屋さん。

店長の内田明宏（うちだあきひろ）さんにインタビューさせて頂きました。

1. 「絵本屋CUBE」の特徴

2. 「絵本屋CUBE」開業理由

3. 浦和に開業した理由

4. 読者の皆様へのメッセージ

5. お客様インタビュー

インタビュー

1. 「絵本屋CUBE」の特徴

――　内田店長、こんにちは！

　　　早速ですが、お店の特徴を教えてもらえますか？

はい。

当店は「子どもたちに喜びを」を理念として掲げ、子ども達がずっとこの場所に居たくなるような絵本屋さんを目指しています。

ーー　「絵本屋」さんということですが、普通の本屋さんや絵本専門店とは違うのですか？

ええ、当店ではお子様がじっくりと自分の欲しい本を選べるようになっています。

店内には、常時200冊あまりの絵本を置いて、絨毯を敷いた安全なスペースで子どもたちが好きな本を好きなだけ読むことができます。

既存の本屋さんだと、どうしても「大人のため」のつくりになっているというか、大人の方はゆっくり店内を歩き回って本を探して読むことはできますが、小さな子どもたちはそうはいきません。

そういった子どもやその親御さんたちのちょっとしたニーズを満たすことのできるお店になっています。

長い時間居ても大丈夫なように、店内は飲食物の持ち込みもOKです！

この辺りのテイクアウトやデリバリーOKのお店のチラシも置いていますよ（笑）

ーー　聞いていてるだけで楽しそうですね。

　　　いくつくらいまでの子どもさんたちが来られるのですか？

概ね小学校入学前、6歳くらいまでの子どもさんが楽しめるようなイメージでお店づくりをしていますが、絵本好きな子では小学校低学年のお子様もきてくれたりはしますよ。

ただし、安心安全面確保のために、小学生になったお子様でも、親御さんが同行して来店して頂くというルールはあります。

ベビールームもありますので、赤ちゃん連れの親子のお客様も歓迎です！

ーー　200冊の絵本を置いてあるということですが、入れ替えたりしているのですか？

はい、季節ごとやそのときに良いなぁと思った本を私のほうで選んで店内に置いています。

ーー　ちなみに、現在、内田店長イチオシの一冊を教えて頂けますか？

ほるぷ出版さんの「きんようびはいつも」ですね。

私自身子育て中の父親ということもあって、私がおススメするとパパが活躍する絵本になりがちなんですが（笑）。

こちらの絵本では毎週金曜日のパパと息子の「小さな行事」が描かれています。

描かれているのはただただ日常なんですが、とても感動できると思いますのでパパの皆さん是非お子様と一緒に読んでみてください！

ーー　店内、内装についても質問させてください。

　　　緑が鮮やかでとても綺麗な空間ですけど、何かこだわりはありますか？

そうですね。

緑は私が好きな色というだけなんですけど（笑）、空間としては親御さんがお子様を連れてくる上で最大限安心してお越しいただけるようにつくる、という点にはこだわっています。

先ほどもちょっと言いましたが、通常の書店は子連れのお客様には少しハードルが高いと感じています。

静かにしないといけない、走り回ってはいけない、売り物をよごしてはいけない、など大人視点のルールがあるためです。

そこで、当店はそういったルールをなくして、親御さんと子供たちが周りに気兼ねなく過ごせるスペースにしようと、こういったスタイルになっています。

2. 「絵本屋CUBE」開業理由

――　元々「本」とは関係ないお仕事をされていたと伺いましたが、開業された背景を伺ってもよいでしょうか？

はい。

本当にもともとは全く別の仕事をしていたのですが、自分に子供ができて父親になった時に「あ、自分てこんなに“子ども”がすきだったんだ！何か“子ども達”に関わるような仕事をしたい」と思うようになりました。

それまで自分でも全く分からなかった私自身の一面を知って、独立を考え始めました。

ーー　子どもに関わる仕事といっても色々あると思いますが？

そうですね。

最初は特に「絵本」にこだわっていたわけではないです。

ただ、普段自分がパパとして子育てをしていく中で「こういうお店があれば良いのになぁ」という自分のニーズを形にしたのがこの「子どものための絵本屋さん」です。

現代では、特に浦和なんかはそうですがある程度子ども関連のニーズはすでに満たされているんですよね。

その中で、子育てをするパパとして、また子どものことを考えた時にまだ満たされていない部分として「本屋」さんがあるんじゃないかなぁ、と。

ーー　確かに、書店さんも大型化や専門化はされていますが、子どもがじっくり長時間過ごせる本屋さんて見かけないですよね。ありがとうございます。

3. 浦和へ開業した理由

――　浦和にオープンした理由は何かあるのでしょうか？

私自身は埼玉出身ではありませんが、妻が浦和出身ということで浦和には以前から住んでいました。

今回お店の場所を選ぶ際には、子どもが多い場所ということで元から浦和は候補地として考えていましたが、その他にも都内などでの出店も検討していました。

最終的に浦和という場所を選んだのは、自分の中で「浦和という街は子どもに優しい人が多く、子どもたちに優しい環境がある」と感じていた部分が大きいという理由からです。

街中、公共機関、電車やバスの中。どこにいても皆が息子に優しく接してくれました。

そういう印象が強かったので浦和という街で「子どものための絵本屋さん」を開こうと決めました。

4. 読者の皆様へのメッセージ

ーー　最後に、『まいぷれ浦和』の読者の皆様、浦和エリアの皆様へのメッセージを一言お願いします！

小さなお子様のいる皆様、是非まずは一度当店をご利用してみてください。

色々話しましたが、一言でいえば私の目的は「子どもたちの笑顔が見たい！」。

それに尽きます。

子どもたちや親御さんが笑顔で過ごせる時間を提供できる店にするために頑張っていきますので、是非応援よろしくお願いします。

当店には駐車場はないですが、周辺にはコインパーキングも沢山あります。

県庁近くということで場所は分かり易いと思いますので、お車などでも是非お越しください。

5. お客様インタビュー

お子様たちにとってとても居心地のよさそうな「絵本屋CUBE」の店内。

実際にお客様はどのように思っているのか、後日お客様がいらっしゃるときにお邪魔させて頂き、保護者の方にインタビューさせて頂きました。

今回が「2度目の貸し切り利用」でいらっしゃったというお客様です。

ーー　前回初めて来店されたとき、どういう印象を受けましたか？

想像していたよりも綺麗だったし、安全そうだったので、安心して子どもたちを遊べさせるなという印象でした。

子どもたちも、絵本だけでなく目新しいおもちゃも沢山あって喜んで遊んでいました（笑）

ーー　今日は、貸し切りで2度目の訪問ということですが、前回来られた時からまた来ようと思っていたんでしょうか？

はい。前回は2時間の貸し切りで、子どもたちも遊び足りなそうだったので、次来るときはもう少し長い時間居たいなと思っていました。今日は3時間なので前回よりはゆっくりいられると思います。

ーー　これからもまた来店されたいですか？　また、知り合いの方に「CUBE」さんのことを訊かれたらおススメしますか？

そうですね、また是非来たいです。

今まで、知り合いの方に訊かれたことはないですが、もし訊かれたら「すごくいいよ！」っておススメすると思います。

ーー　ありがとうございました。

インタビューを終えて

ドアを開けて店内に入ってみて先ず目に飛び込んでくるのは、鮮やかな緑色のスペース。

とても綺麗で清潔感を感じる店内です。

お客様インタビューをさせていただいたときは、4歳前後のお子さまが3人いましたが、どの子も目を輝かせて店内を走り回って楽しんでいるのが印象的でした。

お子さんが喜んで遊べる安心な場所。

絵本もあって、気に入った本は買うこともできる。

小さい子ども達にとっては天国のような場所ですね。

小さなお子様がいらっしゃる親御様、是非いちど「絵本屋CUBE」さんに遊びにいかれてみてはいかがでしょうか？

【お店情報】