うらわのまち☆ニュース
10月10日(木)、「みんなで病院を育てる会」主催によるイベント「みんなの病院の日」が「埼玉県立小児医療センター」(中央区さいたま新都心)で開催された。
当イベントは、一昨年に初めて開催されて以来今回が実質3回目の開催となる。
当病院の「患者」さんとその「ご家族」、そして「地域」との「連携・交流をより一層深める場」、また「みんなで病院を育てる会」が普段行っている「活動報告の場」、等としての目的を持ったイベントとして開催されている。
複数の団体がバザーやカフェ、ゲームなどを通じてイベントに参加した。
「会の参加団体も増えてきて、このイベントも毎年少しずつ知られるようになってきています。病院(埼玉県立小児医療センター)についてももっと身近に感じてもらえれば嬉しい」
(「みんなで病院を育てる会」事務局・冨澤真麻さん)
「この病院は3次医療機関であり、高度医療などを行っています。逆に言うと、重たいものを抱えた患者さんも多いので、会の活動を通してそういった患者さんやご家族のご負担を少しでも減らしていきたいと考えています」
(「みんなで病院を育てる会」事務局長・加藤孝之さん)
財務省 関東財務局の皆さん [1億円の重さ体験&クイズ]
(左から)溝部さん、久松さん、五十嵐さん、生方さん、岡ざきさん、小林さん、小島さん
※岡ざきさんの「ざき」は山偏に「立」の「ざき」
「財務局」では近年、地域ニーズに応じた貢献をするために「地域との連携を深めて行こう」と活動しているとのこと。
主に若手職員が「地域連携推進・広報オフィサー」となり、地域活動を推進していく中でご近所(関東財務局は新都心合同庁舎一号館在中)でもある「埼玉県立小児医療センター」から当イベントについて聞き、出展を決めたという。
「子供たち向け」という点を意識して「1億円の重さはどのくらいか?」という体験展示コーナーを出展した。
出展は昨年に続き、今年で2回目。
おもちゃカフェ ブロックはかせ.LABO の前原さん [ブロック遊びコーナー]
北浦和で「おもちゃカフェ ブロックはかせ.LABO」を経営している前原さん。
ご自身も先天性の病気のために、子供時代には通院、入院経験があったという。
そのため、「病気のつらさ」そのものは勿論、「待合室などで待つ時間のつらさ」や「入院している期間のつらさ」も理解しており、そうした時間を「子供たちにとって少しでも楽しい時間に変えてあげたい」という思いから今年の夏に「埼玉県立小児医療センター」でブロックを使ったワークショップ的なものを行ったことが当病院との繋がりのきっかけだったとのこと。
来月11月にも当病院の入院患者さん向けに「ブロックを使った遊び場」をつくりに来ることが決まっており、「今後も病院から呼ばれるなら協力をしたい」と語った。
「病院(埼玉県立小児医療センター)のことをもっと知ってもらおう」、「患者さんの横の連携を深めていこう」「そして、より良い病院を皆で育てていこう」等の目的で、患者さんや病院に関わる団体・病院職員等により当センターがさいたま新都心に移転された際に設立された。
会長は福島慎吾さん(難病のこども支援全国ネットワーク)。
小児専門病院(概ね中学卒業前の児童までが対象)として新生児に対する高度医療をはじめ、一般医療機関では対応困難な小児の疾患の診療を行う3次医療を担っている。
地域医療支援病院、災害拠点病院の指定を埼玉県より受けている。
2016年12月に、岩槻よりさいたま新都心へ移転。