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【浦和の店長】新店店長へのインタビュー

サンスマイル [プリン専門店] ☆浦和☆

美容室のお客様からのニーズを形にした、こだわりのプリン屋さん!


浦和の人気美容室がプリン専門店をオープン!

『サンスマイル』

 浦和駅から向かうと、裏門通りを通って仲町3丁目。

 浦和の人気美容室「エノワ ヘアラウンジ」さんが、美容室のすぐ近くにプリン専門店「サンスマイル」をオープンしました。


 オープン前から美容室内では先行販売しており、その味とオーガニックな点などで各種マスコミ等でも話題になっていたためご存知の方も多いかと思います。


 オープン直後で非常にお忙しい中・・・

 オーナーである清水卓也(しみずたくや)店長に、ロングインタビューを敢行させていただきました!

 是非ご一読くださいませ!

今回清水店長には、主に4つの質問に答えていただきました。


1. お店の紹介、こだわり

2. プリン屋さんをオープンしようと思ったきっかけ

3. 浦和に出店した理由

4. 読者の皆様へのメッセージ


では、さっそく参りましょう!



インタビュー


1. お店の紹介、こだわり

―― 長年、美容室をやってこられて今回プリン店をオープンされましたが、お店の自己紹介をお願いできますでしょうか?


 はい。先ず弊社は「株式会社enowa(エノワ)」と申しますが、「縁の輪」ですとか「笑(顔)の輪」「画(え)の輪」からつけているんですね。


 これは、弊社の経営テーマでもあるんですが、皆様との「ご縁を大切にしたい」、皆様の「明日を楽しくしたい」「明日をデザインしたい」という意味合いを持っています。


 美容院ですとか、まつげエクステンションの事業をこれまでやって参りましたが、単に「髪を切ったり、まつげを装着したりする・・・」というのではなく、そのような「サービスの提供を通じて、お客様の明日を楽しくする」。それが、弊社の提供している付加価値だと思っています。


 そういった意味では、今回のプリン店も同じですね(笑) 

 プリンも、ただ商品を売って「美味しい、甘い!」とかだけではなく、 ―いや、もちろん食べると脳内物質がバーンとでて幸せにはなると思うんですけど(笑)―、ご来店頂いたときに「楽しくなる」「明るい気持ちになる」。

 そのようなお店を目指しています。


ーー なるほど、来店するだけでも楽しくなるお店ですね!具体的に心がけていることはあるのでしょうか?


 そうですね。特にスタッフサービスには力を入れています。スタッフの接客対応ですとか声掛けですとか。お店のスタッフと接することで楽しく、元気になって頂ければと(笑)


 「良い一日を!」「よいお時間を!」とかお声がけさせていただいています。

 海外ではよく「Have a nice day!」とか挨拶するじゃないですか。

 言われると良い気持ちしますけど、日本ではあまりそういうのって聞かないですよね。


 返事の「はい!」とかも気持ちよく言えるスタッフが揃っています。

 こうした方針に共感頂ける方にスタッフとして入って貰い、接客対応なども気を配ることを皆で心がけています。


 商品である「プリン」、それプラス接客する「ヒト」、そして「世界観」つまりコンセプトですね。この3つ全部合わせて一つのうちの商品といいますか。そのようなお店だと考えています。

 

ーー 夢の国。テーマパークのようですね!


 そうですね(笑)

 もちろん、売るべき商品ですとかサービスは必要ですけど、それだけじゃ駄目だなと。その点はスタッフ全員で共有しています。

ーー プリンの素材にはかなりこだわっていると伺いましたが?

 

 ええ。卵は「平飼い有精卵」(ケージ飼いでない鶏が生むストレスフリーの卵)、ミルクは、香りや栄養価を考え「低温殺菌牛乳」を使用し、牛自体もフリーストール牛舎の牛にこだわっています。甘味にはグラニュー糖ではなく栄養価の高い「テン菜糖」をつかっています。

 

 容器にもこだわって「ビン容器」を使用しています。これは環境配慮への気持ちがあります。

 購入後、次回ご来店時に「ビン」を持ってきていただければ、その時の購入時にビン1個につき39円お値引きさせていただきますよ!

 

ーー なるほど、素材、環境へのこだわりもすごいですね!

   現在のプリンの種類はどのようなものがあるのでしょうか?

 

 はい、今現在5種類あります。

 台所を預かっているママに向けての商品なので、「家族」にフォーカスしたイメージでの品揃えになっています。

 

 1つが、お子様向けの優しいプリン。昔ながらの弾力のあるプリンですね。これが基本になっています。

 《れおなるど》といいます。。

 

 2つ目は、女性を意識した「ご褒美的」なプリン。こちらはカラメルをあとがけできるようになっています。プリンもきめ細かくなっていて、プレーンで優しく食べることもできますし、カラメルをかけることもできます。

 《ぷりりん》です!

 

 3つ目はちょっと大人向け、男性向けのプリン。1つ目のプリンより弾力もあってカラメルもビターになっています。

 《じょにー》ですね。

 

 4つ目は、一番スイーツっぽいですね(笑) 秘伝の熟成カラメルで牛乳と卵のおいしさを引き立てています。

 《しげさん》です(笑)

 

 5つ目はちょっと違うんですけど、ミルクプリンです。

 《小雪ちゃん》といいます!

 

 

ーー どれも美味しそうですね!ありがとうございます。

 

可愛らしいビンに入ったプリン

お値段は 税込 ¥429/1個

 

味も絶品!

左はミルクプリン、右は大人向け濃厚な固めプリン


2.プリン屋さんをオープンしようと思ったきっかけ 

ーー プリン専門店をオープンされたきっかけを伺ってもよろしいでしょうか?


 そうですね。いくつかの要因があるんですが・・・

 一つ目は、お客様との会話からがきっかけになっていますね。もともと美容室をやっていますが、女性のお客様、その中でも家族をお持ちで台所を預かっている女性のお客様とお話しすると、「食材」の話ってよくでてくるんですよ。「子供いるし、アレルギーとかには気を付けないとねぇ」ですとか。


 インナービューティーの概念ですとか、あるいは「美容は食から」という考えは元々よく聞く話ではありますけど、食材の話に限って考えると「自分たちはあまり知識はないなぁ」という思いがあったというのが一つ。


 二つ目がプリン先生との出会いがあった、ということですかね。

ーー プリン先生!?ですか?


 ええ(笑) 以前六本木の美容室で働いていた時の先輩から「プリンに詳しいプリン先生がいるよ」っていう話を聞いて、一緒に話を伺いに行ったんですよ。


 実際にお話しを伺ってみる中でプリンの話だけでなく、「酪農のありかた」ですとか※1「アニマルウェルフェア」※2「フェアトレード」の話などについても知り関心を持つようになりました。ヨーロッパのほうではかなり重視されていますけど、日本では国土の狭さもあってか生産性のほうが重要視されてしまう・・・

 そういったことを、周囲に伝えていきたいと思うようになりました。

 このあたりのことが、先ほどお話ししたこだわり素材にもつながっています!


 三つめとして、プリンというのは比較的「職人不在」でつくりやすい商品だとわかったこともありますね。ほかのスイーツと比べてですけど、素材の分量をきちんと守れば比較的上手につくれる。つまり、良い素材があれば、美味しいプリンをつくることができる。勿論、衛生管理とかは大変ですが、自分たちでも始められそうだ、と。


 あとは、プリンというこれまでと異なる商品を扱うことで新しいヒトたちとの出会い、お客様もそうですけど、スタッフとかもですね、があるかな、、と。

 美容室だとどうしても美容師免許を持っている人に限られたりするんで・・・

 お客様、スタッフ、それに取引先の方々。そのあたりの広がりもあるんじゃないかと。


 ほかにも、プリンという美容室とは違う事業を行うことで、美容室のスタッフの職務拡大にもなって仕事の満足度も高まるんじゃないか?ですとか、プリンのイメージってなんかかわいくて良いな(笑)、とかいろいろありますが・・・


 そういった総合的な判断からお店をオープンすることを決めました。


ーー なるほど。プリン専門店を出すと決めてすぐにお店作りに取り掛かったんですか? 


 いえ、最初は感触を確かめる意味もあって、六本木の先輩の美容室でプリンをつくって、それを六本木と浦和の美容室内で少しずつ、・・・それこそ均すと一日に10個ちょっと売る形から始めました。


 それが今から半年くらい前です。六本木だと芸能人の方ですとか、色々なお客様いらっしゃって口コミで広めて下さったりとかもあって、味もそうですけど、コンセプトなんかの評判も良くてこれならいけるんじゃないか?

 いや、やりがいもあるし挑戦してみたい!・・・と販売3か月目あたりにお店をだそうと決めました。



ーー コンセプトというのは、先ほどの「アニマルウェルフェア」等を知ってもらうことなどについてでしょうか?


 そうですね。店名の「サンスマイル」がそのままコンセプトになっていますが、“太陽のように温かい笑顔づくり”というのと、あとは「3(さん)スマイル」・・・いわゆる三方良し、、で「人よし、動物よし、環境よし」ですね。先ほどの「アニマルウェルフェア」「フェアトレード」「酪農の在り方」などを知ってもらいたいといった部分ですね。

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編集部注

※1 「アニマルウェルフェア」

「動物が生活及び死亡する環境と関連する動物の身体的及び心理的状態」と定義されている。

農林水産省では、家畜を快適な環境下で飼養することにより、家畜のストレスや疾病を減らすことが重要であり、結果として、生産性の向上や安全な畜産物の生産にもつながることから、アニマルウェルフェアの考え方を踏まえた家畜の飼養管理の普及に努めています。(農林水産省のHPより抜粋)


※2「フェアトレード」

フェアトレードとは直訳すると「公平・公正な貿易」。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。(フェアトレードジャパンのHPより抜粋)

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清水卓也(しみずたくや)店長と奥様の有香(ゆか)さん


3. 浦和に出店した理由

―― もともと、浦和にお店(美容室)を出された理由を教えて頂けますか?


 ええ。私は、以前は都内、・・・渋谷、六本木ですとか海外の美容室で働いていたんですよ。でも、その頃から埼玉とか神奈川の方への人の流れは感じていました。

 で、8年前ですね。。自分たちで美容室を出そうと思った時、妻が大宮の出身なので埼玉もいろいろ見て回りました。

 当時湘南新宿ラインがまだ浦和にとまる前、浦和駅も改装される前でしたけど、今後、自分たちと同じように若い人たちが惹きつけられてきそうな町だなぁと感じましたね。


 浦和の第一印象は、「自由が丘」の様に品と落ち着きがあって、街並みが良く、治安もよさそう、というものでしたし。

 さらに言えば、お店のすぐ近くに庁舎なんかもありますし、商売を考えた時に風水的にも良いんじゃないかな?と(笑)。多分ですけど、風水的に悪い場所には庁舎とか建てないでしょうし(笑)


 あとは、お店つくったら自分たちも近くに住むと考えていましたが、そのときにこの町に住みたいと思えたのが大きいですね。都内にでるのも便利ですし、ちょっと下れば自然の多い場所にも行ける、そしてこの町の中で生活に必要なことすべて完結もできる。便利な街だなぁと。

 エノワの3つのテーマ「縁の輪」「笑の輪」「画の輪」、これらを実現できそうと感じましたね。

 そういった理由から、浦和へ美容室をオープンすることを決めました。


ーー 実際に住まれてみて、浦和や浦和の方々はいかがでしたでしょうか?


 ええ、実際に品のある方、こだわりのある方が多いなぁと(笑)

 

 それと、お客様である親御様、お子様方をみていて非常に教育水準の高い街だなぁというのを感じましたね。挨拶ができるとか、返事が良いとか。。


 私自身、事業で出した利益はスタッフの教育などに還元する様にしています。教育は事業においても非常に重要なことだと考えています。ですので、そういった方向性自体もこの街と合っていて嬉しいと感じますね(笑)


 あと、お客様と話していて感じますけど、健康志向ですとかこだわりの強さですとか・・・ 価値のあるものとは何か?ということを真剣に考える方が多いなぁ、と。本当に価値のあると思えるものを出せば受け入れてもらえる。そういう街だとおもいます。


 そういう街だからこそ今回こだわりのプリンも受け入れられる下地があると思っています。

オープニングスタッフの皆様!

 

4. 読者の皆様へのメッセージ

ーー ありがとうございます。最後に読者の方や浦和の方へのメッセージをお願いします!

 

 はい。私たちは、この地域にあって楽しいお店ですとか、意義のあるお店、を目指しています。 プリンだけに限らず、今後、皆様の生活に良い感じに潤いを与える商品を開発して提供して参りたいと思います。是非楽しみにしていてください。

 

 あと、このお店の場所は駅からちょっと離れていてますけど、お店の色使いとかは明るくしていますし、夜暗いときにも灯りがついていてこの地域の方に「このお店があってよかったな」と思って頂ければよいなぁ、と(笑)

 スタッフ一同頑張ってまいりますのでよろしくお願いします(笑)

 

 

ーー 清水店長、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

清水店長、有香様、お忙しい中ありがとうございました^^!

 

※撮影は、取材日とは別の日に行っております。

※清水店長は取材時時点の店長です。

 

取材を終えて

 いかがでしたでしょうか?


 オープン直後の大変お忙しい中、オーナー店長である清水さんのご厚意で閉店後にお時間をつくって頂きインタビューさせていただきました。


 今回はじめて、清水店長とお会いさせて頂きましたが、お仕事のあと、そして初対面にもかかわらず大変爽やかな笑顔と語り口にすぐに魅了されてしまいました。。


 インタビューの中で、「お客様との会話」「スタッフ」、この辺りの言葉がよくでてきたのも印象的でした。

 サービスの現場はマーケティングの好機であるとも捉え、それを現場で働く清水店長やスタッフの皆様が理解しそこで得た情報から新たな事業や商品開発につなげていく・・・

 お客様のニーズを的確にとらえ、反映してくいからこそお客様の満足度はさらに高まっていく・・・

 イメージ的には下図のような感じでしょうか。。


 とても良い循環ができているように感じました。開店前からプリンがすでに口コミで話題になっていたのも納得です!


 そして、「美容室」や「プリン」はあくまで、企業理念である3つの「エの輪」を表現したものであり、商品はあくまで「楽しい明日」づくりのお手伝い。・・・という熱い想いも伝わってきました。

 3つの「エの輪」のうちの一つ。「画の輪」。まさに画家の街、アートの街浦和にふさわしい、「アートをビジネス上で表現」される清水店長のお店で、是非こだわりのプリンを買って食べてみてくださいね^^


 後日、プリンを買いに行きましたが、帰り際にスタッフの方より「良い一日を!」と声をかけられ、気持ちよくお店をでることができました^^



エノワさんのビジネスイメージ図

※あくまでインタビューをもとに、「まいぷれ浦和」編集部が想像、図化したものです


 

 

【お店情報】※記事内の情報、下記内容等はすべて取材時期時点のものです。

開店日

2019年3月6日

取材時期

2019年3月中旬

店舗名

プリンのお店 サンスマイル

所在地

埼玉県さいたま市浦和区仲町3-2-1スカイマンション102

電話番号

048-716-4260

営業時間

売り切れ次第終了。

定休日

火曜定休。

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